夏風邪のひとつである手足口病は
手や足、口の中に水疱が出来る
ウイルス性の感染症であり、
幼児を中心に感染が広がって行きます。
今回は、手足口病の症状や、
うつるというのは本当なのか?
また、完治後はいつから幼稚園や
保育園に行けるのか?などを
解説しています。
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手足口病とは?
手足口病(てあしくちびょう)とは
コクサッキーウイルスという
ウイルスの一種が原因で発病する
ウイルス性疾患です
手足口病という病名からもわかるように
手のひらや足の裏、口内に水疱が
発生する英語病名から直訳して
名付けられた病名です
幼児を中心に見られる疾患ですが
大人にも見られる事もありますし
夏場になると流行る傾向があります
手足口病の症状は?
手足口病の初期症状としては
主に発熱と喉頭痛があります
そこから、1~2日後に
手のひらや足の裏、足の付け根に
痛みを伴う※1水疱性丘疹が発生し
口内にも水疱が発生します
こういった症状が、7~10日間続いたあと
自然治癒していきます
ごくまれに、合併症などから
急性脳炎を発症することもあり
他のウイルスを原因とする病状よりは
頭痛や嘔吐などの中枢神経系の合併症の
発生率が高いといわれています
治癒した1~2ヶ月後には
爪の変形や
※2爪甲脱落症(そうこうだつらくしょう)が
症状として現れる例もあります
手足口病の潜伏期間ですが
発症までに、3~5日程度であるようです
※1水疱性丘疹(すいほうせいきゅうしん)
とは、直径1cm以下の皮膚の隆起であり
発疹のひとつ
※2爪甲脱落症(そうこうだつらくしょう)
とは、爪が不自然に浮き上がってしまう
症状です
手足口病は映る?
手足口病はうつるのか?といいますと
ウイルス性の疾患ということから
やはり感染者からうつってしまいます
感染する経路としては
感染者の鼻や咽頭からの分泌物
要は、鼻水や唾液ということですね
その他には、感染者からの接触感染や
飛沫感染などからも感染します
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手足口病の治療は?
手足口病に限定した治療法はないといわれ
熱や痛みに対しては、対症療法という
症状を軽減させるための治療で
自然治癒力を高め、促進するという療法です
また、中枢神経への症状が出た場合は
入院が必要となってきます
こういったことから、感染が治るまでは
自宅で安静にしている
他はないということですね
熱冷ましなどで、熱を下げるようにして
症状を軽減させることが最適だと思われます
手足口病の予防法は?
手足口病はウイルス性の疾患であることから
ワクチンがあるように思われがちですが
手足口病に有効なワクチンは存在しないと
されています
そういった事から、予防するには
手洗いとうがいを励行して予防する他は
ないということです
いつから幼稚園&保育園に行ける?
手足口病から回復した場合は
いつから幼稚園や保育園に登園出来るのか
とても気になりますよね?
手足口病は、学校保健安全法の予防すべき
感染症に含まれていないので
出席停止になる疾患ではないのですが
発熱や水疱がなどの症状が出ている場合は
欠席し、回復したら体調と相談して
登園するという方向で良いと思います
手足口病は症状が回復しても便から
ウイルスが排出されるまで1ヶ月くらい
かかるということから
完全に感染を防ぐ事が不可能だと
いわれています
そういった事から、学校保健安全法の
リストには含まれていないと伺えますね
まとめ
手足口病は予防できるのであれば
それに越したことはありませんが
対策としては、こまめな手洗いや
うがいを励行し、少しでも
感染を防ぐ事が重要ですね
最後までお読み頂き
ありがとうございました。